結論から言うと、終了日・保存・利用条件を一つの移行仕様として扱わず、E1とE2を分けて確認します。consumer CopilotのDeep Researchに関する終了日と保存済み研究コンテンツの扱いはE1、Researcherの対象プランや機能説明はE2です。

この記事で先に持ち帰る判断は、全社移行ではなく、次の3つを一件ずつ確認することです。

  1. 自社はどのアカウント・プランなのか
  2. 既存レポートを1件、どこから確認・保存するのか
  3. Researcherが表示される場合、公開情報だけで試せるのか

根拠の対応を先に確認する

中核の事実は、次の対応で読みます。E1はconsumer Copilotの案内、E2はMicrosoft 365 CopilotのResearcher案内です。二つを全社共通の仕様へまとめないでください。

判断したいこと この記事で使う根拠 根拠の範囲
Deep Researchの終了日 E1のWhat is happening、What's changing? consumer Copilotでは2026年8月18日以後利用できない
保存済み研究コンテンツ E1のWhat happens to my existing research content? 今回の変更の一環では削除されない。永久保存や契約終了後のアクセスを保証する説明ではない
Researcherの対象プラン E2のページ冒頭のNote Microsoft 365 Premium、またはMicrosoft 365 Copilot add-onを持つBusiness・Enterpriseユーザー向けと説明される
Researcherの機能範囲 E2のWhere to find Researcher、How to use Researcher Agents起動、Webとアクセス権のあるWork情報、引用付き構造化レポートの製品説明
Researcherが表示されない場合 E2末尾のNote 管理者未有効化は一因。唯一の原因とは断定しない

この表の外にある、日本語UI、地域、料金、契約SKU、テナントの有効化、実際の画面表示は、E1・E2だけでは確定しません。

1. 終了した機能と、自社の環境を切り分ける

E1はconsumer Copilot向けの案内です。E2はMicrosoft 365 CopilotのResearcherについて、Premium、Business、Enterpriseの利用条件を説明しています。対象画面が違うため、2つを一つの「全社共通の移行仕様」として読まないことが最初のポイントです。

確認対象 公式案内で確認できること 自社で確認すること
consumer Copilot E1はDeep Researchが2026年8月18日以後利用できないと説明している。今回の変更の一環で保存済み研究コンテンツが削除されるわけではない チャット履歴に必要なレポートが残っているか、保存先を決める
Microsoft 365 Premium E2はResearcherの対象として案内している 契約区分とResearcherの表示を確認する
Personal・Family E1は既存レポートをチャット履歴から確認し、Wordで保存する導線を案内している Personal・FamilyでResearcherが使えるとは推定しない
Business・Enterprise+Microsoft 365 Copilot add-on E2はResearcherの対象として案内している add-on、管理者設定、テナントでの表示を確認する。Business・Enterpriseなら自動表示とは限らない

Researcherについて、E2はMicrosoft 365 Premium、またはMicrosoft 365 Copilot add-onを持つBusiness・Enterpriseユーザー向けと説明しています。ただし、日本語UI、地域、料金、契約SKU、テナントの有効化、実際の画面表示は、この公式案内だけでは確定しません。

まずは次のメモを埋めてください。これはプラン購入の判断表ではなく、確認先を間違えないための記録です。

  • アカウント・環境:
  • プラン・ライセンス:
  • Researcherの表示:表示/非表示/未確認
  • 管理者・契約担当者への確認日:
  • 確認した画面または契約資料:

2. 既存レポートは1件だけ回収する

重要な調査メモをいきなり全件移行しようとせず、まず1件だけ選びます。選ぶのは、社内で保存先と確認者を決めやすい、公開情報中心のレポートです。

E1の案内では、Personal・Familyの既存レポートはチャット履歴からアクセスし、Wordで保存できます。PremiumについてはResearcherの利用が案内されています。Business・Enterpriseの保存経路や実際の表示は環境差があり得るため、自社の画面と管理者・契約担当者の確認を組み合わせます。

確認の手順は次の通りです。

  1. 既存レポートを1件選び、タイトルと作成時期をメモする。
  2. 自社環境で案内されたチャット履歴、Researcher、Word保存の導線を確認する。
  3. 重要なレポートは、社内で承認された保存先へ保存する。
  4. 保存後に、引用URL、情報の日付、重要な数値、結論を人が確認する。

「今回の変更の一環では削除されない」という説明は、この変更に関する案内です。永久保存、全メタデータの移行、契約終了後のアクセスまで保証する記載ではありません。必要なレポートは、確認できた時点で社内の保存ルールに沿って保全してください。

3. Researcherは公開情報1件で試す

E2の公式説明では、ResearcherはMicrosoft 365 CopilotのAgentsから起動し、Webとユーザーがアクセス権を持つWork情報を使って、構造化された引用付きレポートを作ります。これは機能の説明であり、出力の正確性、引用の完全性、法務適合、社内承認を保証するものではありません。

ここからは、Microsoftが必須手順として定めた内容ではなく、MASTER key側が提案する安全な最小手順です。

まず、Researcherの表示と利用条件を自社環境で確認します。表示されたとしても、最初の質問には顧客情報、個人情報、未公開情報、社内ファイルを入れません。Work情報を使う場合は、ユーザーがアクセスできるかだけでなく、管理者の許可、社内ルール、共有範囲を確認します。

次は、公開情報だけを使う1件の質問です。

【仮想例】公開情報だけを対象に、対象ページのURL、掲載日、重要な条件を表にしてください。各行に根拠URLを付けてください。

この試行で見るのは、レポートが立派に見えるかではありません。引用先を人が開けるか、日付と数値を元資料に戻って確かめられるか、社内の確認者と保存先を決められるかです。確認できないなら、Work情報を追加せずに止めます。

出力を共有する前に、人が5点を確認する

Researcherのレポートは、引用付きであっても確認済みの意思決定資料ではありません。共有前に、次の表で人が判定します。

確認点 人が行う確認 確認できない場合
引用URL リンク先を開き、主張が元ページにあるか確認する その主張を共有しない
日付 ページに示された日付・有効日と、レポートの記載を照合する 「最新」と断定しない
重要な数値 元資料へ戻り、数値・単位・対象範囲を照合する 数値を判断材料に使わない
結論 元資料に書かれた事実と、レポートの解釈を分ける 結論をそのまま採用しない
共有範囲 承認された保存先と、社内外の共有相手を確認する 顧客・社外へ渡さない

法務、財務、人事、顧客対応など影響の大きい判断を、レポートだけで決める運用は適しません。人が元資料と共有範囲を確認できない場合も、試行を止めます。

Researcherが表示されない場合の停止条件

Researcherが表示されない理由の一つとして、E2は管理者が有効化していない可能性を挙げています。ただし、唯一の原因と書かれているわけではありません。プラン、ライセンス、地域、段階展開、テナント、権限などを記事だけで断定せず、管理者または契約担当者へ確認してください。

次のどれかに当てはまるなら、プラン購入や全社展開を決めずに止めます。

  • 対象プラン、add-on、管理者の利用許可を確認できない
  • 重要な社内データを先に入力しなければ試せない
  • 引用、日付、数値、結論を人が確認できない
  • 法務、財務、人事、顧客対応の判断をレポートだけで進めようとしている
  • 保存先と共有範囲が決まっていない

今日の次の一歩は、環境確認メモを埋め、既存レポートを1件だけ保存先へ移し、Researcherが表示される場合に限って公開情報の質問を1件試すことです。表示されなければ、次の操作は入力ではなく、管理者・契約担当者への確認になります。

参照元

E1・E2は公式Supportページの確認結果です。日本語UI、地域、料金、契約、テナントの有効化、実アカウントでの表示、出力の正確性、読者需要、導入成果は、本稿の根拠からは確定していません。