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2026.10.06

短い説明の条件を、AIと例で確かめる

共用文具を使う人たちと、個人用のペンを持つ人を並べたイラスト

短い説明を読んでも、どんな場合に当てはまるのか迷うことがあります。そんなときは、説明に合う例と合わない例を一つずつ作り、どの言葉が判断を分けるのか見てみましょう。

AIには例を考えてもらい、答えは元の説明に戻って自分で確かめます。次のルール文や会話例は、使い方を示すための創作です。

条件を一つだけ選ぶ

たとえば、次の一文を使います。

みんなで使う文具は、共用棚に置く。

確かめたい条件は「みんなで使う文具」で、置き場所は「共用棚」です。最初はこの一文だけを使い、職場の実際の規則や別の条件を混ぜないようにします。

そのまま使える依頼文

利用が認められているAIに、次のように頼みます。

次の説明に当てはまる例を1つ、当てはまらない例を1つ作ってください。
説明:「みんなで使う文具は、共用棚に置く。」
それぞれ、説明のどの言葉が判断の根拠になるか短く示してください。説明にない条件、禁止、置き場所は付け足さないでください。説明だけでは判断できないことは「この説明からは分からない」と書いてください。

「例を1つずつ」と数を決めると、まずは二つを見比べられます。依頼に含める説明も一つに絞ると、どの条件で答えが分かれたか追いやすくなります。

出力を元の説明と見比べる

回答の例としては、次のような形が考えられます。

  • 当てはまる例:会議で複数人が使うホワイトボード用マーカーを、共用棚に置く。
  • 当てはまらない例:ある人が自分専用のペンを、自分の机で使う。

一つ目は「みんなで使う文具」と「共用棚」の両方に合っています。二つ目は文具でも「みんなで使う」という条件には当てはまりません。

ここで大切なのは、「条件に当てはまらない」と「してはいけない」を混同しないことです。この説明だけでは、個人用のペンをどこに置くべきかまでは分かりません。AIが「個人用のペンを共用棚に置くのは禁止」と書いたなら、説明にない決まりを加えていないか確かめます。

返答を読むときは、次の三点を元の一文と照らします。

  1. 「みんなで使う」という条件を保っているか。
  2. 文具ではない物に話を広げていないか。
  3. 説明にない禁止や例外、置き場所を作っていないか。

一つでも説明にない内容があれば、そこは答えとして採用せず、判断できない点として残します。言葉の意味が曖昧なら、例を増やす前に「どの言葉の意味が決まっていないか」を人に確認しましょう。

入力する情報を選ぶ

まずは、自分で作った架空の短い説明で試せます。実際の仕事の規則を使う場合は、職場でその情報をAIに入力してよいか、利用するAIが認められているかを先に確認してください。

確認が取れていない社内の非公開ルール、顧客情報、個人情報、認証情報、公開前の文書は入力しないでください。実際の規則に関わる判断は、AIの例だけで決めず、責任を持つ人に確認します。

短い一文に例を二つ添えるだけでも、説明が決めていることと、まだ書かれていないことを切り分ける練習になります。

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小さなことでも、何を作るか決まっていなくても構いません。

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