2026.10.09
ChatGPTで依頼文を整える:「何を返せば完了か」を決める

同僚に「案内を確認してください」と頼むとき、相手は何を返したら終わりなのか迷うことがあります。ChatGPTで依頼文の下書きを作るなら、作業の対象に加えて「返してほしいもの」と「完了の合図」を先に決めておくと、受け取った後の確認がしやすくなります。
ここでは、架空の案内文の日付と曜日を照合してもらう依頼を扱います。ChatGPTに確認作業そのものを任せるのではなく、同僚に渡す依頼文を整える例です。
先に、何が返れば完了かを決める
「見てもらう」だけでは、合っていたときに何を返せばよいかが決まっていません。今回なら、確認対象は日付と曜日の組み合わせ、返答は不一致の箇所だけです。一つもなければ「不一致なし」と返してもらえば、確認を終えたことが分かります。
期限や依頼範囲も、AIに決めてもらうのではなく依頼する人が決めます。例では、期限を金曜15時、範囲を「日付と曜日の照合だけ」とします。
ChatGPTへの入力例
以下は説明用の架空例です。ChatGPTで実行した結果ではありません。ChatGPTの入力欄に、たとえば次のように書きます。
同僚に送る依頼文を2〜3文で作ってください。作業は、架空の案内文にある日付と曜日の照合です。返してほしいのは不一致の箇所だけで、不一致がなければ「不一致なし」と返してもらいます。本文の修正や他の確認は頼みません。期限は金曜15時です。新しい作業や担当を加えず、依頼文の下書きだけを作ってください。
返答がたとえば次のような文なら、必要な条件が入っています。
案内文の日付と曜日を確認し、不一致があれば該当箇所だけを教えてください。すべて一致していたら「不一致なし」と返してください。本文は修正せず、金曜15時までにお返しください。
送る前に三つだけ確認する
- 確認する範囲が日付と曜日に限られているか。AIが「内容全体も確認する」など別の作業を足していたら削ります。
- 返答の形が、不一致ありの場合と不一致なしの場合の両方で分かるか。「不一致なし」が抜けていたら、そこだけ追加で頼みます。
- 期限と完了条件が自分の意図どおりか。期限が適切か、返答を受け取ったら本当に完了かは、依頼する人が判断します。
条件が抜けたときは、依頼全体を作り直す必要はありません。「不一致がない場合の返答も一文で指定してください」のように、直したい条件を一つ伝えて下書きを見直します。OpenAIの公式案内も、依頼を明確かつ具体的にし、返答を見て必要に応じて調整する方法を紹介しています(2026年10月9日確認)。ChatGPTへの依頼の書き方(OpenAIヘルプセンター)
実際の依頼に置き換えるとき
送る前に、確認対象、返してほしいもの、何をもって完了とするかを自分で確かめます。担当者や期限をAIに決めさせず、出力は下書きとして読み、実際に頼む内容に直してください。AIは同僚の確認を代わりに実行するものではありません。
入力には、職場で利用が認められた情報だけを使います。氏名、連絡先、顧客情報、未公開の社内情報、パスワードや認証情報は入力しないでください。実際の文面を渡さなくても、今回のように架空の題材で依頼文の形を考えられます。次の小さな依頼では、「何を返してもらえれば完了か」を一行だけ先に書いてみましょう。


